新型コロナウイルス感染症を含む、当院の感染対策について
2020/4/6公開 (2020/7/6更新)新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、歯医者に行っても大丈夫なのか、不安に感じている患者さんも多いのではないかと思います。
当院では普段より感染対策には気を遣っておりますが、当院の感染症対策についてご案内したいと思います。
治療器具の滅菌について
六本松おおほ歯科では、直接お口に触れる器材は全て、患者さんごとに毎回滅菌しております。
- 基本セット(ミラー、短針、ピンセット、バキュームチップ等)
- ハンドピース類(タービン・コントラ等)
- ドリル(バー、研磨用ポイント、義歯調整用切削器具など)
- 歯石取り器具(プローブ、スケーラー、歯石除去用チップ等)
- 根の治療の器具(リーマー、ファイル等)
- その他様々な器具類(挙げればキリがありません!)
これらは全て、超音波洗浄・薬液消毒を行って唾液や削片・タンパク汚れなどを除去した上で、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)を行なって、細菌・ウィルスなどを限りなく0に近いレベルまで死滅させています。
また殆どの器具は、高水準の滅菌状態を維持するため、滅菌パックに入れたまま保存しています。
使い捨てにしている治療器具
滅菌できない器材に関しては、ディスポーザブル(使い捨て)にしております。
- 紙コップ
- エプロン
- 器具を置く台に敷くシート
- ガーゼ、ワッテ類
- 注射針、麻酔液
などなど。
もちろん、治療は全て患者さんごとに使い捨てのグローブを使用し、マスクも汚れたらすぐ交換しています。 チェアやライトは、診療のたびにアルコール消毒を行っています。
エアロゾル対策について
歯を削るときには、水しぶきが出るとともに、唾液や血液の混ざった多量の切削粉塵が出ます。 義歯や被せ物を削る時にも、唾液等が付着した細かな切削片が飛び散ります。
これらが空気中に飛散し、他の患者さんやスタッフが吸い込んでしまうと、新たな感染を引き起こしてしまう可能性もあります。
そこで当院では、全てのチェアに口腔外バキュームを設置しています。 空気中に飛散するエアロゾルを吸引してしまうことで、院内の空気をクリーンに保てるよう環境を整えています。
口腔外バキュームが切削粉塵を吸い込む様子をハイスピードカメラでとらえた動画をご紹介します。
こちらは感染症対策の意義と効果について説明した動画です。
ご興味のある方は「口腔外サクションは歯科飛沫をどこまで防ぐか?」(PDF)もぜひご覧になってみてください。
その他の院内の対策について
受付にはシールドとしてバリアフィルムを設置し、患者さんとスタッフの接触をなるべく減らせるようにしています。
受付には手指消毒用のアルコールを設置しています。
来院時には手指消毒にご協力をお願いします。
待合室のソファーは通常より間隔を広げて設置し、ソーシャルディスタンスを確保しています。
座席数も減らしているのでご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
待合室の雑誌類、キッズスペースのオモチャなど、多数の患者さんが触れる可能性のあるものは一時的に撤去しています。
院内は常に換気を行うようにしています。
今回のまとめ
ここ数年、歯科医院での感染対策の甘さがメディアでも取り上げられるようになっています。
また、新型ウィルスの蔓延などもあり、感染予防の重要性が見直されてきています。
当院の院長は第二種滅菌技師(日本医療機器学会)の資格も持っており、感染対策には万全の体制を整えていますので、安心して治療に来ていただけたらと思います。
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お電話の前にご確認ください
おかげさまで多数のご予約・お問い合わせをいただき、大変ありがとうございます。
東京の方からご予約のお電話をいただくことが多いのですが、当院は福岡県の「六本松」にある歯科医院です。
おそらく東京都港区の「六本木」と勘違いされたのではないかと思います。
東京から来ていただけるならとても嬉しいですが、患者さんに移動時間・交通費など多大な負担をかけてしまいます。 お近くで歯医者さんを探してみてください。