患者さんからの問い合わせやご不満への回答
2022/10/20公開ここでは患者さんからお問い合わせがあった内容や、不満に思わせてしまった内容について回答しています。 貴重なご意見をいただき、改めてありがとうございます。
これらの内容は真摯に受け止め、スタッフともども、今後の医院運営に反映し改善していきます。 今後とも六本松おおほ歯科をよろしくお願いいたします。
以下、院長の大穂耕平が責任を持ってご回答します。
次回の予約が1カ月後になり、治療が進まない
予約が取りにくいのはご指摘の通りです。 治療が進みにくいことでご迷惑をお掛けしたのだと思います。 申し訳ありません。
当院では、患者さんにしっかりカウンセリング・説明を行い、妥協なくベストな治療を行うことを理念としています。 そのため一人ひとりの予約時間を長めにとっており、一日に診療できる人数に限りがあるのが現状です。 治療の効率化・最適化、スタッフの練度・連携向上など、様々な観点から改善できるよう日々努力しております。
急いで治療する余りに治療自体の品質を下げてしまうのは患者さんにとっても当院にとっても望むところではないと思います。 そのため、短い期間で劇的に改善することはできませんが、徐々に改善していってはいますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。
現在行っている対策としては、緊急性のある治療や、長引くことで不便をお掛けしてしまうようなケースでは、まとめて予約を取るなどしてスムーズに治療が進むよう努力をしています。 もし痛みがあったり、日常生活に支障を来たす場合にはご連絡ください。 改めて患者さんの状態をご説明した上で、治療期間を短縮できないか検討させていただきます。
初診時とお金になる診療以外は院長が診てくれない
当院は院長(私)と代診の2名体制で治療にあたっており、私も日常的に保険診療を行っていますが、担当歯科医師については患者さんのご希望に添えない場合があります。
これについてまず知っていただきたいのは、「代診の歯科医師=治療の質が低い」ではないということです。 代診に来ているのはちゃんと国家資格を持った歯科医師で、技術についても処置内容ごとに私がこの目で確認した上で「当院の治療を任せられる」と判断しています。 当院で提供すべき治療のレベルに達していないと私が判断した部分に関しては、的確な治療が行えるようトレーニングを行い、任せられるよう技術を高めています。 そこをご理解いただきたいです。
また、代診の歯科医師が担当した場合にも任せっきりというわけではなく、全ての患者さんについて診療前の打ち合わせと診療後の報告を綿密に行っています。 これは全ての治療に私が責任を持つため、また複数のスタッフで打ち合わせを行うことによって様々な面から治療方針を考え、治療の質を確保するためです。
担当が私でなかったからと治療の質を下げるわけではないのでご安心ください。
また、「初診時とお金になる診療以外は院長が診てくれない」と感じさせてしまった件については、初診時にも高額治療の際にも私が担当しないほうがご不満に思う患者さんが多いと思うのですがいかがでしょう。 以下、この点に関する当院の方針をご説明します。
まず、初診は患者さんの治療の方向性を判断する最も大事な機会であることから出来るだけ私が診させていただくことにしています。 (代診が初診を担当することもありますが、必ず私と相談して治療方針を決定するようにしています)
高額治療については、歯科医師にも得手不得手があり、その分野において最も技術の高い歯科医師が担当するようにしています。 「高額治療だけ院長が出てくる」というのは、私が得意とする治療の範囲が広いためにそのように感じさせてしまったのかもしれません。
保険診療・自費診療にかかわらず、より質の高い治療を提供できるようにと担当歯科医師を決めていますのでご安心ください。 このような誤解をさせてしまわないよう、事前の説明をより徹底いたします。
詰め物の後に咬み合わせの確認をしてもらえなかった
銀歯を入れる際に当院がご本人に咬み合わせの確認をしなかったというご指摘です。
歯の状態にもよりますが、詰め物で治療する場合、事前に麻酔を行うことが多いです。 麻酔をすると、咬み合わせが高いかどうかは患者さん本人では分かりづらくなってしまいます。 麻酔状態の感覚を頼りに咬み合わせを調整してしまうと詰め物自体を作り直さなくてはならなくなる場合もあります。
そのため、実際に咬んでもらった状態をこちら側で確認し、しっかり調整した上で、咬み合わせが正しいかどうかを判断しています。
その上で、通常はご本人にも確認をして終了するのですが、不十分な時があったかもしれません。 今後一層気を付けてまいります。
治療中にスタッフが話しにくるので治療の質が下がっている
治療中の私に、歯科衛生士や代診の歯科医師話が話をしに来ることがあります。 その際の会話で私の意識が逸れて、治療の品質が低下しているのではないかとのご指摘です。
スタッフが私に話をしにくるのは、スタッフが診ている患者さんの症状や治療方針の報告や確認のためです。 当院ではスタッフとの連携を重視していて、他の患者さんの事で何かあれば速やかに報告・連絡・相談するよう徹底しています。 ご不満に思われる方もおられるかもしれませんが、これは患者さんへの治療の質を上げるために不可欠なことと考えていますので、ご理解下さい。
また、こういった時間を取られることを想定しているため、その影響で治療の質を下げることがないよう、一人ひとりの患者さんに十分な時間をとって処置をしています。 意識が逸れて治療に影響する可能性がある場合には、患者さんに断った上で手を止めるなど、状況に応じて対応しています。 どんな状況であれ、処置に関しては決して手を抜く事なく、自分の持てる限り最大の治療を提供することを当院のモットーとしています。 ご安心いただければと思います。
銀歯が外れて虫歯も無いのに健康な歯を削られた
このように感じる患者さんは多くおられるため、治療前にしっかりと説明するように気を付けているのですが、説明が不十分でご不満に思わせてしまったのかもしれません。 今後、より徹底できるように気を付けてまいります。
以下、改めてご説明します。
まず知っていただきたいのは、「虫歯も無いのに健康な歯を余計に削る」という行為は患者さんはもちろん、歯科医師にとってもメリットがありません。 歯を削る際には必ず理由があります。
金属の詰め物は、厚みが薄いと咬む力がかかる度にたわんでしまい、歯と接着しているセメント(接着剤)が少しずつ内部で崩れていきます。
詰め物が外れてしまえばまだ良いのですが、外れかけのまま気付かず、中に入った菌が増殖して虫歯が広がり、痛みが出て気付いたときには歯の神経まで感染していた、という場面をよく目にします。
これは本当に避けなくてはならない事態で、感染した神経をとってしまうと確実にその歯の寿命を縮めてしまいます。
そのため、詰め物が外れた際には外れにくいように少し歯を削り足して詰め物を作り直しています。 「健康な歯は少しでも残しておくべき」とは全くその通りで、長い目で見れば、この方法の方が歯が長持ちする事が明らかだからです。 今少し削るのを躊躇したことで歯を抜くのが早まってしまっては本末転倒だと考えています。
中には接着の手技やセメントの種類の問題で外れてくることもあるので、詰め物が外れて虫歯が全くない場合は、ご相談の上、適切な表面処理をし直して強いセメントで付け直す事もよくあります。 「やるからには、ちゃんと長持ちする治療をする」のが当院の理念なので、ご理解いただけると幸いです。
治療前に納得できない場合は言っていただけると、治療の妥当性の説明や、その他の治療の選択肢などご説明いたします。
歯を削る量を減らすためにマイクロスコープを導入してほしい
マイクロスコープは歯科治療用の顕微鏡のことで、主に歯の根の治療などに使われます。 最近は導入している歯科医院も増えてきているので見かけたことのある方も多いかもしれません。
ご指摘の通り、当院にはマイクロスコープはありません。 その代わり、ほぼ全ての処置を5倍の拡大鏡を使用して行なっています。
マイクロスコープは視点が固定されていますので、根の治療などには有利ですが、詰め物の治療のような立体物を正確に捉えて行う治療は、視点が自由に動かせる拡大鏡の方が有利と考えています。
私は、開業前にマイクロスコープでの診療経験を6年間積んでおり、マイクロスコープの性質を理解した上でこのように判断しています。 「マイクロスコープを使ったから歯を削る量を少なく出来る」という訳では決してありませんので、ご理解下さい。
お電話の前にご確認ください
おかげさまで多数のご予約・お問い合わせをいただき、大変ありがとうございます。
東京の方からご予約のお電話をいただくことが多いのですが、当院は福岡県の「六本松」にある歯科医院です。
おそらく東京都港区の「六本木」と勘違いされたのではないかと思います。
東京から来ていただけるならとても嬉しいですが、患者さんに移動時間・交通費など多大な負担をかけてしまいます。 お近くで歯医者さんを探してみてください。